日本語検定 N3レベルを解剖 その2

 前編では、N3の一般的なレベル感と出身地の違いについてご紹介いたしました。

https://www.jlpt.jp/about/levelsummary.html(日本語能力試験JLPTの各レベルの解説)

後編では話す、書く、読むの各要素について迫りつつ、職場ですぐにできるコミュニケーションを向上するやり方について書いてみたいと思います。

Part 話す

日常的なやり取りは、ほぼ問題ありませんが、ビジネス上の会話や細かいニュアンスやアクセントによっては伝わらないことも多少あります。スピードも速すぎるとわからないことがあるかもしれません。

しかし、日本人でも、入社したての時は、ビジネス用語に四苦八苦された方も多いと思います。頻繁に使う言葉なら理解ししっかりと血肉にしてくれるだけの言語力のベースがあります。
「気長に待とう」と言うつもりは毛頭ありません。通じていないと思ったら、ワンポントで教えてあげる、というのが戦力となってもらうための近道ということを知っておいていただけるとよいかと思います。

Part 書き

日本語は、ひらがな・カタカナ・漢字の2つの表音文字と一つの表意文字が渾然一体になっている珍しい言語です。しかし、DeepLやGoogle翻訳などの発展により文章を作成できるますので、そこまで心配する必要はありません。

さらに、仕様書や要件定義書などの形式を起案するケースにおいては、ある程度テンプレート化することによってミスを少なくできます。すでに多くの現場では仕様書や要件定義書のひな形をお持ちだとおもいます。外国出身の社員にも遠慮せずに投げた上で仕事の進め方について事前にしっかり話し合っておく、すり合わせをするのも一つの手です。

Part 読み  

海外の大学を卒業させていただいております私自身も、DeepLさんやGoogle翻訳さんにいつもお世話になっておりある程度のベースとなる言語能力さえあれば問題なく生活をすることができました。

漢字圏の方の場合、専門用語などは、日本語と同じ単語である場合が多いので比較的問題なく、仕様書や要件定義書に慣れてもらえると思います。しかし日本特有のビジネス用語は漢字圏・非漢字圏問わず苦戦するかもしれません。

とはいえ、非漢字圏の方も翻訳ソフトを活用しながら日々専門用語を覚えてしまう様子を私たちも目にしています。しかし、外国人の方に理解したことを確認の意味を込めて、日々のホウ・レン・ソウの中で、文章や口頭で説明してもらうことによって、食い違いや勘違いを未然に防ぐことができてよいかもしれません。

私たちが知る限り、器用にツールを使いながら、必死に業務に追いつく人が多いという印象です。

次回は、それでは、N3の人たちって使えるの!?という核心に迫りたいと思います。